ハラペコ◎旅行記~四国一人旅③徳島県の秘境、かずら橋でアシタカに会いたい~

四国一人旅

四国一人旅第三弾★こんぴらさんを目指して琴平へ向かっていたら、高速道路で迷子になるというトラブルを乗り越えて無事お参りが出来たハラペコ◎旅行記~四国一人旅②のあと、すぐに移動し向かったのは徳島県にある秘境、『祖谷(いや)の里』✨

…秘境と聞くだけで、なんだか冒険のにおいがしてソワソワしてしまうのはワタクシだけでしょうか⁉こちら、絶対四国一人旅をするなら行かねばならぬと思っていた場所の1つなんです:)昔から大股でも小股で歩いても危ないと言われ、『大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)』なんていう地名があるのも、なんだかちょっとときめきますよね☆妖怪が住んでいるって言われている点も、ロマンがあるわ~✨

…思った以上に山奥&見どころ満載だったので、もしこちらをゆっくり観光するなら近くのホテルに泊まるのを個人的にはオススメします♪ワタクシはもちろん強硬突破ツアーでしたので、行きたいところだけ行って、その日の内に徳島市内まで移動しましたけどね。今思うと勿体ないことしたな~‼‼‼

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大歩危駅まで琴平から特急1本

琴平駅からかずら橋へ向かう場合、岡山行きの土讃線特急南風号に乗ると、約40分程でかずら橋まで行く路線バスが出ている大歩危駅に到着します。特急が停まるということは、それなりにこの駅を利用する人って多いんだな~なんて思いながら下車したら…名物のこなき爺がいて、思わずその姿をパシャリ★

…これ、暗い時に見たら心臓が口から出ちゃう‼‼‼

ただ、この辺りは夕方を過ぎると路線バスもおわってしまって車しか移動手段がなくなってしまうので、夜のこなき爺を見るのはかなりレアかもしれません★でもなぁ…有名な酷道『国道439』ではないけど、おそらくそれに近い落石注意とぐねぐね1車線が続くかなりハードな造りである地域だったので、夜のドライブは命の危険を感じるんじゃないかな❓帰りの路線バスのおじさんも、「ここは慣れてる人じゃないと運転無理だね‼‼‼って言っていたぐらいだし笑

大歩危駅にこなき爺以外にも観光案内のお姉さんもいるので、そこで祖谷の里の観光マップをget出来ます:)ちなみに車に乗ってきた人以外がかずら橋まで行くには、大歩危駅からタクシーを利用して移動するか路線バスを利用するかの2択のみです💡ワタクシは勿論、コスパ重視の路線バスで♪

ここで注意したいのは、かずら橋に向かう路線バスは1本逃してしまうと、次に来るのは2時間後である点。下準備をせず駅に到着したら結局タクシーを利用するしかなくなるといった状況に陥らない為にも、貴重な時間を上手く利用する為にも大歩危駅に到着する時刻とバスの時刻は合わせておく必要◎です:)ワタクシは12時台のバスをチョイス♪(※日帰りする人はかずら橋から乗れる路線バスが8時、13時、15時、17時台のみなので、大歩危駅で乗るバスは朝8時台か12時台しか選択肢はないかも💡)

路線バスにのってかずら橋まで約20分。途中いろんなホテルを通り過ぎて、どんどん山の奥に進んでいきます。山道なのでぐねぐね1車線…。祖谷渓(いやけい)の水は、エメラルドグリーンで本当に目に優しく、ちょっぴり車酔いに苦しむアラサーを癒してくれます。

かずら橋に到着♪

かずら橋のバス停に到着✨バス停を降りて、緩やかな坂道を下っていくとそこは…妖怪ではなくジブリ映画の『もののけ姫』に出てくるシシ神様が住んでいそうな壮大な自然とともに、かずら橋がそこに…‼‼‼

普段の生活では考えられない風景に、テンションMAX★

実は、祖谷にあるかずら橋は大きく分けて2つあります。今回訪れたのは『祖谷のかずら橋』というところで、もう一つのかずら橋に比べるとアクセスも良いので比較的観光客も多めです。よりシシ神様が現れそうな雰囲気を醸し出している夫婦橋である『奥祖谷二重かずら橋』はさらに1時間程車を飛ばす必要がある為、残念ながら行くことが出来ませんでした。ちょっとね~、トレッキングが出来るということで、行ってみたい気持ちも満々だったのですが。でも、全然こっちのかずら橋でも知らない世界に迷い込んだ気持ちになれるぐらい自然にあふれています:)なんだか社会のズルさや灰色さから汚れてしまった心が洗われる様…✨

元々かずら橋は、追ってが迫った時に切り落とせるように平家の落人が考案したと伝えられているけど、ちゃんとつる以外にもワイヤーで固定されているし、数年に1回まき直しをするそうなので、安心して渡ることが出来ます★ただし橋を渡る際は一方通行なので、途中怖くなって引き返すことは出来ないのでご注意を笑

橋を渡るには、一回550円かかります。

…結構、板が細目で、踏み外したら足全体がが下まで落ちそうな間隔でセッティングされているような…近くの滝から発生するマイナスイオン以外の何かが、真夏の日差しでひりつく肌をよりヒンヤリと冷やしてくれます笑

さらに他の観光客も一緒に歩いているので橋が揺れる…✨全員もれなく蔓をつかんで前に進んでいくので、仲良く2列になって進むのですが。「怖いよ~」なんて騒いでいると、渋滞の発生源にもれなくなってしまうので、一人旅のワタクシは黙々と前へ進みます☆

実は、高所恐怖症であるワタクシ。(なのにこんなところに行ってしまう笑)東京スカイツリーの展望台に上る前のお店が集合しているところから見える、小さく見える人や車の動きを見ているとゾワゾワするぐらいなのにも関らずここは意外と平気でした:)✨あれかな、スマホの画面越しに下を見たからかなそれとも、あまり普段見慣れない風景だったから現実味がなかったせいかな

まだ昼食を食べていないワタクシは、近くにある食堂で腹ごしらえをしたのですが…う~ん川魚は焼いて時間が経ったものを温めただけで、あまり美味しくなかったカモ…。名物のイモや豆腐などを串にさして炭火焼きにした『こまわし』は結構おいしかったです:)

近くには、野鳥と触れ合うことの出来るカフェ『森のくまさん』もあるので、こちらでバスが来る時間までのんびりすることに。WiFiが通っていて、旅行者には助かる~✨

残念ながら野鳥の餌やりが出来る時期ではなかったのですが…野生のヤマガラがやってきて、手から餌をあげることが出来るそう:)また、店長さんが設置した巣箱にはムササビがやってくるとのことで、店内には可愛らしい写真も貼られています。こちらも残念ながら時期外れ…。時期が合っていても、野生の生き物なので合えるかどうかは運次第らしいけど、一度は体験してみたいですよね~✨

明るいうちではあるけれど、その日の内に徳島市内に行かなければならないワタクシは路線バスに乗って、徳島駅まで一本で行ける阿波池田駅まで移動を…と思ったら。

突然のゲリラ豪雨‼‼‼

え、ここで雨女効果が出ちゃった…山の天気は変わりやすいとはいえこの細い山道をバスで進むタイミングか~なんてちょっぴり不安に思っていたら、運転手のおじさんが超フレンドリーで、思わず話も盛り上がり楽しい時間となりました。

乗った乗客がワタクシのみで、一番前の席を確保したせいもあり、「うわ、すごい雨」と思わず漏れた言葉に反応したおじさん。上手くハンドルをさばきながら色んなお話をしてくれました:)「ここら辺は落石が多くてさ…本当は道を整備する必要があるんだけどお金が下りないからああやってパトロールの車走らせながら拾うんだよね」とか、「1車線しかないこの細い道でどうやって対向車とすれ違うと思う地元の人だと、こうするんだよ」とか。大雨のせいなのか、それとも別の要因のせいかはわかりませんが、町中に近づくまで誰も乗車する人もおらずスイスイ進む路線バス。時間調整もあったのか、折角東京から来たんだからここで写真を撮ると良いよ:)と、名物の『小便小僧像』のあるところで途中下車までさせてくました★

そんな親しみやすいバスの運転手さんと別れ、終点の阿波池田駅で下車するとなんとそのゲリラ豪雨のせいで、電車が動かないというハプニングが発生★

暫く駅構内で待機して、何とか電車に乗って徳島駅に着いた頃には外は暗くなっていました。その日はすき焼き風味の徳島ラーメンを一人すすって、翌日の鳴門大橋までお出掛けに向けて早めに就寝することに。…1泊3,500円のホテルだったのですが、自分の部屋のフロアに行ったら、廊下の電気がついてなくて、非常灯の緑色のぼんやりした光しかなくてかなり怖い雰囲気のホテルでした✨笑

鍵もトイレのドア用かなというぐらい簡易的で、ピンクなTVがある間取り…。一人旅の時は、5,000円ぐらいの金額でホテルを予約したほうが安心ですね✨笑

ということで、今回はここまで。次回は鳴門大橋で渦潮を見に行ったお話をしたいと思います:)旅行をするたびに、もっと色んなところに行って、色んな体験をしたくなっちゃいますね✨

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