警戒心の強いハリネズミがスピスピと寝息を立てて寝ていると、なんとも微笑ましくてワタクシ大好きなのです、が。
今回は、いつもと違う寝息の音を立てているときは要注意ですよ‼‼‼というお話です。
というのも我が家の姫、ハリネズミのむぎちゃんが先日体調不良になったのですが…体調不良が判明したきっかけが『イビキ』だったからです💡
いつも通りのお世話をしていたので体調不良になった原因が何なのか未だにわからないのですが、もしかしたら『冷房が効きすぎて鼻かぜを引いてしまった』のかもしれません。(※エアコンを新調したら性能が良くなりすぎて、28度でも肌寒く感じるほど。29度設定ではあるのですが…ハリネズミは体が小さいから、気温の変化には弱いのかも❓)
未だ謎が多いと言われるハリネズミ。少しでも『おかしいな?』と思ったら安心できる病院に受診するのが一番です💡先生に診てもらうだけでも、不安な気持ちがなくなりますよ:)✨
体調不良と気づいたきっかけは『いびき』
物言わぬペット、ハリネズミ。普段からスキンシップを図っていても、ネットを含め情報量が少ないので、果たしてその症状が体調不良なのかがわかりづらい生き物ではあります。でも、ワタクシがちょっとおかしいな❓と思ったのは、寝ているむぎちゃんの寝息の音でした💡
元々むぎは熟睡していると『ピゥ~…ピゥ~』といった、可愛らしい寝息をたてています。思わずその愛らしさは録音したくなってしまう程です✨…ちなみに、その寝息を聞きたい方は『慣れないハリネズミ・うに丸』さんのブログでも聞けるので、ご興味ある人はぜひそちらへどうぞ✨
ある日突然変わった、寝息の音…それは、少し鼻が詰まったような、『ブフ~ウ…ブフ~ウ』という音でした。どうしたのかな❓と寝袋のむぎの様子を覗いてみたところ、顔を思い切り寝袋に押し付けて、少し豚鼻状態のむぎちゃん。
…あらま~ちょっとむぎったらイビキかいているし、豚鼻だし、無防備で可愛いな✨という感想を持ってしまったワタクシは、そんなに鼻が曲がってたら、イビキもかいちゃうよね…と、単純に考えておりました。
おやつの香りに釣られて寝袋からキラキラお目目で鼻を動かしている時も、いつもの『スンスン♪』というよりも少し大きめの『フスンフスン♪』になっていても、やけにこのおやつに興奮するなぁ…いつもと一緒のおやつだけど、最近これがブームなのかな⁉と勘違いしておりました。
『食欲不振』でやっとなんだかおかしいぞと気づく
数日たってもイビキとフスンフスン音は続く中、やっとワタクシが『もしや、これは体調が悪いのではないか❓』と思うようになったのは、ご飯を食べる量が減ってきた時のことでした。
考えてみれば比較的走りながら排泄をしてしまいがちなハリネズミですが、だんだんとホイールの汚れる範囲は狭くなっていました。ただ単に走りたくないだけなのかな~と安易に考えていたワタクシですが…走る元気がなくなっていたせいでした‼‼‼
夏の暑い気温の中、動物病院に連れていくリスクを考えると、なるべく外出は避けたかったワタクシ。おやつはモリモリ食べる姿を見て自然回復しないかなぁ…❓と暫く様子を見ていたのですが。今度はくしゃみをしたときに一瞬できた鼻ちょうちんを目撃‼
これは様子を見る段階ではないと判断をし、すぐに一度健康診断をしてもらった近くの動物病院へ連れていくことに。…ただ単にご飯に飽きてしまったことによる偏食という診断が出れば、それはそれで安心ですからね:)
動物病院にて
気温が高い中、ハリネズミを移動させるにはなるべく安心できるよう、そして温度が厚くなりすぎないように運ぶ必要があります💡保冷剤を仕込んだ箱を用意して少しでも安心できるように寝袋に入れたまま病院まで向かったのですが…やはりいつもと違う感じのせいか、寝袋の中でちょっと緑色のうんぴをしていました。
ちなみに、動物病院に連れていくときのワタクシ流の方法はこちらをどうぞ♪
➡【ハリネズミの運び方】夏と冬の動物病院への移動は温度管理が難しめ
早速受診の時間がやってきて、むぎを診察台の上に載せました。体重は一年前の健康診断の時よりも約150g以上体重が増えて400g台になっていました✨
立派になったね♪と先生に言われるむぎを見つつ、昔個体的に小柄であまり大きくならない子かもしれません…といわれていたむぎにとってそれは肥満気味ではないのかしら❓と静かに考える飼い主のワタクシ。
まぁ、ハリネズミはあの丸っとしたフォルムが可愛らしいからいいのかも、ね。
早速鼻の診察を開始するにしても、不機嫌MAXなむぎは鼻をブシュブシュ言わせながら、慣れない診察台の上で周りを警戒し、先生の手から逃れようと必死。どうにかして口の中を確認したい先生と、むぎの静かな攻防をワタクシも微力ながらサポートすることに。ワタクシがむぎを抱っこしている間に先生は手にした綿棒で何とか口を開けてもらえるように口元を下から持ち上げようとしたものの、顔を背け続けるむぎ。
何度目かの失敗で途中でこれは無理ですね~という先生。いうこと聞かなくて、先生ごめんなさい‼‼‼
綿棒片手に奮闘した際にちらっと見えた口の中の状態から、水疱などはできていないようなので風邪か鼻炎かなぁ、という先生の仮診断。鼻水の状態も確認しましょうね~と良く動くハリネズミの鼻先を観察し始めます。
結構アバウトな診察なのね…と思うかもしれませんが、ガイドブックにも載っている程、未だハリネズミの生態は謎に包まれていることが多く、怖がって丸まってしまうと診察すら難しいそうです💡
さらに丸くなって全く顔を見せない毬栗モードで動かない子の場合、まず診察すら出来ない子も…。そう考えると、うちの子は丸くなることもなく、診察台の上で迫りくる手から逃げようと暴れるだけなので、まだ良い方なのかもしれません。
鼻先の動くスピードも速いですし、レントゲン撮影をする場合は麻酔をかける必要がある点を考えるとエキゾチックアニマルを扱うことのできる動物病院での受診をすることって、本当に大切だと思います‼‼‼
しばらく様子を観察されたむぎですが、むやみにストレスを与えても良くないですから…と言われ、『軽度の鼻炎』という診断結果が下りました。鼻水は透明なので、そこまで重度ではないけれど、念のため抗生剤(注射)と薬を処方されることとなりました。
小動物に対する注射の抵抗感
…すごく個人的ですが、体の小さな動物に注射を打つことに対する抵抗感がワタクシ自身にはあります。なぜなら人間の体の大きさでさえ少量のワクチンを打つ時、体調が悪いと熱が出る可能性があるのに、こんなに小さい体の子に注射をすることは、強すぎてしまうのではないかと思ってしまうからです。
もちろん動物病院の診断結果ですから問題はないのでしょう。でも、(おそらく)ハリネズミ用の注射ではないですし、万が一ショックとか起きちゃったらどうしよう…なんてちょっと失礼なことを考えてしまいました。
でも、本当に体調が悪い時は注射をした方が回復するかもしれませんし…ここの判断は本当に難しいところですね。一番は、その子にとって出来る限りのことをしてあげることなのかもしれませんね。
先生が注射の準備をしている間、ワタクシはむぎが少しでも落ち着くように寝袋で頭を隠しておりました。…先生がそう判断するんだから、注射だって大丈夫に違いない‼とワタクシ自身にも言い聞かせ、その時を待ちます。
皮下注射のため、寝袋に頭を隠した状態でもOKでした。背中の針の方からプスッと注射されると、むぎは突然の衝撃による驚きでプシューっという空気が抜けるような、声なき声を上げながら丸くなり、毬栗状態に。…痛かったね、頑張ったねとまん丸のお怒りモードのむぎを抱っこして、その日は処方された薬を持って帰宅しました。
診察料や薬について、そしてその後の様子
診察代と注射代、薬を処方されての合計金額としては4,488円でした。
前回受診した健康診断の時は2,160円でした。比較的良心的な金額の動物病院とはいえ、やはり保険診療ではないのでそれなりに金額がかかりますね💡
(※今回はレントゲンを撮っていないのでこの金額で済みましたが、もっと高くかかることもあるでしょう…)
帰宅後、寝袋ごとケージへ戻そうと思ったら、注射の驚きのせいかむぎは寝袋のなかでお漏らしをしていました。慌てて別の寝袋を用意し、その日は状態が急変しないかむぎの様子を観察することに。
その日はむぎはちょっとお疲れモードでしたが、特に異常は見当たらなかったので、安心しました‼‼‼
ちなみに動物病院で処方されたのは、抗生剤のバイトリルと消炎剤のトランサミン錠の混合粉、さらに飲みやすいようにシロップの2点でした。一袋に対してシロップは0.25㎖混ぜてください、とシリンジを貰ったはいいものの…薬の量もシロップの量も少なすぎて難しい笑
…見えますかね⁉袋の隅っこの辺りにある白い粉が処方された薬です:)一回の量が少なすぎて、開封するときや、シロップを混ぜる際の風圧でどこか飛んでしまったような気もするけど…シロップと薬を混ぜ混ぜして与えます:)
薬だし、口に入れるの嫌がるかな~?と思ったら。
シロップの甘い香りに誘われたむぎは、がっついて止まらない‼‼‼
最近の食欲のなさはいったいどこに行ったんだろうという勢いで安心しました✨ただし喉の奥まで咥えようとするので、あげる時は注意が必要かもしれません💡シロップ様様のおかげで、嫌がることなく薬を上げることが出来ました♪
ちなみにお腹を上にした状態で薬を与えた理由は、シリンジの口が簡易的で、通常の腹ばい状態のむぎに薬をあげるにはすぐ垂れてしまいそうだったからです💡少しでも口の向きを上にするため、膝の上にのせてあげました:)
薬を口にしたむぎはケージに戻ると大量の水をがぶ飲み…やっぱりなんだか薬が変なかんじなのかもしれませんね⁉(その割に毎回がっつくけど…。)
でも、おかげ様で水を飲む姿も最近見ていない光景だったのでさらに安心できました★
薬をあげ始めてから2日目で、いつも通りのご飯の量を食べるように回復し、むしろ今まで食べてなかった分を取り戻すかのように食べるむぎ、全快です✨
ちょっとした疑問でも、受診をすれば安心です
動物病院に外出することも、ストレスになってしまうのではないかと心配でしたが、連れて行って本当に良かったです~‼‼‼
短期間での回復だったので、注射による抗生剤投与が効いたのかもしれませんね💡その後のイビキは再発しておらず、かわいらしい寝息に戻っています:)
ごはんの用意をしている時のキラキラした眼差しを見ると、やっぱりイビキをかいていたときは体調が悪かったんだな、と今更気づきます。普段から『ちょっとおかしいな?』と思う何かがあった時は、じっくり観察するのも◎ですが、すぐに処置するのが一番安心ですね‼
季節の変わり目は温度管理が難しい日が続きます。皆様も体調にはお気をつけください✨
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